Ai・Connect(アイコネクト、栃木県宇都宮市)、GLBBジャパン(沖縄県中頭郡北谷町)は、「SD―WAN」(仮想経路)の応用技術を活用して通信環境を確保する、入居者向け無料インターネットサービスの実証実験を11月に始めた。栃木県内の不動産会社と連携し、実際に複数の集合住宅を使って検証を重ねている。22年1月に正式に提供を開始する。
リモートワークやオンライン授業、自宅などの環境で、インターネットの利用率が急速に高まってきた。品質や安全性が一層高く、利便性にもすぐれる環境の整備が求められている。そこで、アイコネクトの持つインフラ環境技術と、GLBBジャパンの仮想通信技術を融合させた次世代型のインターネット接続方式の構築に新たに着目した。
接続方式として、専用回線の「アイネット RichPath」と、一般利用者とは共用をせずに既存回線内に仮想通信経路を設けてつなげる「アイネットVirtualPath」(いずれも仮称)の2種類を開発する。
