オンラインマンションギャラリーROOV(ルーブ)を提供するスタイルポート(東京都渋谷区)は、「VR内覧」を活用した住まい選びに関する意識調査の結果をまとめた。調査対象者の半数超の50.8%が「VR内覧があればモデルルームは不要」と回答したことが分かった。非接触・非対面の需要が増える新築マンション販売でVR内覧のニーズが伸長しているようだ。
複数回答可で住まい選びの有用なツールを聞くと、「モデルルーム」(43.5%)が最も多いものの、僅差で「VR内覧」(42.2%)が続き、「間取り図」(25.7%)の3位以下を引き離している。また、「VR内覧ツールを見れば、モデルルームに行く必要はない」の質問に、その気持ちに「近い」(19.1%)と「やや近い」(31.7%)を合わせた50.8%でVR内覧に対する期待値が高い。一方で、VR内覧の体験後も「モデルルームに行きたい気持ちになる」との回答は23.5%にとどまった。
VR内覧を選ぶその理由として、自由回答可で、質や機能の向上によって「イメージが伝わりやすい」「3D(3次元)空間でよく理解できる」などと回答。特に、「VR内覧があり、必要な情報がすべて物件公式ページなどで公開済みならば、モデルルームに行く必要はない」との回答は44.5%に上った。従来手法に代えたオンライン接客を望む声は少なくないようだ。
同調査は、1年以内に新築マンションを購入したか購入予定者の315人を対象に、同社の実際に現地を歩いて回遊できるような体験を得られるVR内覧システム『ROOVwalk』を操作した後に、4月中旬にインターネットで実施した。