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NTT・GMO バックオフィス業務効率化 広がる〝シングルサインオン〟

 東日本電信電話(NTT東日本、東京都新宿区)と、GMOグロバールサイン(東京都渋谷区)は、クラウドサービスでのIDやパスワードの一元管理など、『ID/PW 一元管理でバックスオフィス業務の効率化!(シングルサインオン編)』を考えるセミナーを10月28日に共催し、ウェブで配信した。

 NTT東日本ビジネス開発本部第三部門サポートサービス担当の吉田竜也氏は、ペーパーレス化により、バックオフィス部門で紙書類が必要なくなる「業務の電子化の時流は、一層強まる」と強調。バックオフィスの業務効率化を実現できるとして、同社提供のサービス『おまかせ はたラクサポート』を紹介した。

 同サービスは、ほかの主要各社が提供中のクラウドサービスを企業が利用する場合に、「各種サービスの初期設定、運用中のデータの投入、トラブル対応までをトータルに支援する」と説明した。

 また、クラウドサービスの利用では、IDやパスワードの管理が煩雑になる。1つのIDとパスワードで複数のウェブサービスなどにログインできる「シングルサインオン」が注目されている。

 GMOグローバルサイントラスト・ログイン事業部マーケティング&アライアンスdivの沼尻孝信氏は、「従来は、社員がパスワードを忘れる恐れがあった。サービスごとにアカウントを作成し、ログイン方法を覚えていた。企業の管理者も社員の入退社に合わせてアカウントを作成、削除する手間があった。その手間の低減と同時に、セキュリティ性を高めることが大事で、IDやパスワードなどの認証関連の環境整備は、企業がまず初めに取り組むべきIT投資になる」と指摘した。

 そこで、これらの課題感を解消できるとして、同社が提供しているクラウド型サービス『トラスト・ログインbyGMO』を紹介した。様々なクラウドサービスを1つのIDやパスワードで使えて操作できると説明。スマートフォンへのプッシュ通知を認証に利用する「スマホプッシュ認証」機能も活用すれば、パスワードの入力自体も必要なくなると紹介した。