ソルクシーズ(東京都港区)は、コミュニケーションロボット「Kebbi Air」を活用した新たな見守りシステム『いまイルモ Kebbi Air』(仮称)を2月に開発した。今春から介護施設で実証実験を始める。ロボットを通じて24時間見守ることで、スタッフの見回り業務の軽減などにも期待できる。
同ロボットは、海外に拠点を置く小型コミュニケーションロボットメーカーNUWAロボティクス製。画像や音声の認識・合成のほか、人感センサー、タッチスクリーン、タッチセンサー、チャットボットなどの機能を搭載している。AI(人工知能)技術で制御する可動部が円滑に動き、ディスプレイにはロボットの多彩な表情を表示し、コミュニケーションを図れる。
通常の機能である安否通知やバイタル通知、ドア通知などのほかにも今回、通知を音声で知らせる仕様など、高齢者住宅や介護施設などを運営する介護事業者向けとなる機能を追加した。今秋には、介護事業者向けに販売を開始する。薬の飲み忘れなどを防ぐ「時報」などのオプション機能も順次に追加していく。