コグニティ(東京都品川区)は、上司と部下間の1on1(ワン・オン・ワン)ミーティングや、部下へのコーチングの場面で活用できる新サービス『COG―COACH』(コグ・コーチ)(正式版)の提供を11月2日に始めた。人材の育成で必須となる〝上司の指導力〟を強化して〝フェアな評価〟を可能にする。
リモートワークの普及や様々な業務がオンライン化されている社会変化に、「上司の指導スキルをアップさせたい」「上司側の指導力がわかりにくく、改善したい」などといった企業からの相談が増え、新サービスを開発した。
すでに提供中の不動産業界向け『COG―HOME』(コグ・ホーム)などで採用している、商談中の音声を可視化して分析できる「トーク分析技術」のデータや知見を生かした。正解が分からず〝ブラックボックス〟になりがちなミーティングの場面を同社独自のAI(人工知能)で定量化して〝見える化〟する。
主に、3つの観点に絞って〝スキルアップ〟の指標を数値化する。部下の話を聞けているのかの「傾聴スキル」、部下の考え方への同意・共感を測る「承認スキル」、部下に具体的に動いてもらう「支援スキル」に関して、レポートにまとめる。指導者は自身のトーク内容を客観的に把握できる。導入企業は効率的に上司の指導力をアップさせて〝質〟の向上に期待できる。
同社では、ワークショップの導入などの改善サイクル(イメージ図)を構築できる別途オプションサービスも用意し、上司のスキルアップを通じたフェアな評価によるチームづくりを支援する。
