クマヒラ(東京都中央区)は、同社で提供するクラウド鍵管理『SPLATS KEY』(スプラッツキー)と、パイ・アール(大阪市中央区)が提供するアルコール検知プラットフォーム『Alkiller+』(アルキラープラス)の連携サービスの開発を2月末から始めた。
4月1日施行の改正道路交通法施行規則に伴い、義務化されるアルコールチェックを適正に実施しても、車両鍵の利用に制限がなければ、別人が不正に車両を使用する点が懸念される。これを防ぐ。
クマヒラの鍵管理システムは、事前に設定した利用者だけが鍵の取り出しや返却ができ、履歴を自動でクラウドに記録。記入漏れを防ぎ、手入力の手間がない。これを、パイ・アールのアルコール検知プラットフォームと連携させる。車両鍵の運用の不正リスクを低減して厳正化できる。
アルコール検知器でチェックを受けて「不検出」とされた場合にだけ、キーボックスにその情報を連携させる。一定時間に限り、車両鍵を取り出せる仕組みを開発する。