レイ(東京都港区)は、展示会場やショールームなどのリアルな空間を「3D(3次元)スキャンVR(仮想現実)空間」に変換し、企業各社のウェブサイト上に〝回遊型デジタル空間〟として実装ができるサービス『Real+』(リアルタス)を開発した。
リアルな空間を特殊なカメラで撮影し、「3DスキャンVR空間」として精細に再現する。展示会場やショールーム、店舗などの現実空間をVRで再現する。アニメーションCG(コンピューターグラフィックス)や3次元のモノを設置でき、人物映像を合成すれば空間内を案内できる。
特徴は、仮想空間内の「演出」や「機能」で、視聴者に〝体験〟を提供できる点。通常は使用や開催できない施設でもバーチャルイベントならば展開でき、EC(通信販売)サイトと連携して実際の買い物体験を提供できる。静止物のCGに加え、現実のリアルな空間にはないような、例えば、空間内に魚を自由に泳がせたい、といったデジタルならではの空間演出ができる。