木下工務店の新社長に中澤氏、米サーベラスが出資、あさひ銀・伊藤忠も支援
経営再建中の一戸建て住宅供給会社、木下工務店(本社・東京)は4月24日、グループ社を含む事業態勢の抜本的な再建計画の新枠組みを決め、発表した。
内容は、1.米投資会社のサーベラスグループによる財務支援、2.メーンバンクのあさひ銀行を初め取引金融機関による運転資金とプロジェクト融資の支援継続、3.伊藤忠商事による資材供給や木下工務店子会社(木下工務店住宅販売=キノシタインテリアから名称変更)への9.1%出資――などを前提にしている。4月1日からすでに営業部門と生産部門の分離(木下工務店住宅販売への営業部門の移管)、現在人員の10%削減、遊休資産の売却・一掃――などを骨子とした新事業計画を始動しており、その流れに弾みを付ける。
一連の決定・実行に伴い、4月25日付で創業社長の木下長志氏は経営責任をとって退任、建設省(現国土交通省)出身の中澤守正専務が社長に昇格した。副社長の野尻肇氏は会長に就任。
今後は注文住宅と分譲戸建てを軸に法人受注も加え、新規に5展示場を開設するなど営業の拡充や財務体質の強化を図り、5年後の上場を目指す。業績予想によると、今期は売上高258億円、経常利益4億円、建築・販売棟数930棟、5年後は売上高317億円、経常利益25億円、建築・販売棟数1118棟を見込んでいる。中澤新社長は「当社の工法、デザイン、住まい方提案の各特徴を生かし、魅力的な商品提供に全力を挙げる」という。



