札幌・仙台ともにオフィスビル平均空室率が悪化 三鬼商事調べ
三鬼商事はこのほど、札幌と仙台のビジネス地区の2月末時点におけるオフィスビル最新状況を明らかにした。それによると、札幌の平均空室率は前月比0.22ポイント悪化の9.32%、仙台は同0.13ポイント悪化の11.82%だった。
札幌では、駅前通り、大通公園地区で金融機関の解約があり、北口地区でも保険会社の解約があったほか、他地区でもリストラの動きに伴う解約の動きが出てきたため、空室率が悪化に転じた。移転動向みると、コールセンターの館内増床やメディカルなどの動きが出ているが、大型移転の目立たった動きはなかった。
仙台では、景気後退を反映して空室率は6ヶ月連続悪化した。テナント企業の借り替え移転の動きが鈍る一方、リストラに伴う解約予告が相次いでいる。移転動向は、経費削減を目的とした移転が多く、グレードの高いビルでも解約・返室の動きが出ている。一方で、3月に一番町周辺や周辺オフィス地区で完成する大型ビルなどの募集状況は順調に進んでいる。今年の新規供給は8月に竣工予定の1棟のみのため、既存ビルの空室在庫の解消が期待される。



