紙上ブログ不動産屋の独り言612 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 身勝手な入居者 毎月家賃の立て替えが発生
住宅新報 2021年7月20日 号 6面
身勝手で感謝の心がない高齢の入居者(女性)がいる。何か依頼してきて対応しても「やってくれて当然」としか思っていないのが透けて見えているから、その入居者のために骨を折る気持ちになれない。知り合ったのは当社管理の別のマンションに入居していた頃からで、もう30年にはなる。当時は元気で、毎月家賃を届けに店に来ていたが、最近は毎月家賃を集金に来させる。生活保護費の支給日以降になるから家主への送金に間に合わず、毎月立て替えが発生している。アパートは店から徒歩10分くらい。駅とは反対方向だからついでがなくて手面倒だ。たまに本人が買い物に行くスーパーの前にATMがあるが、操作を覚える気はなく、自動振り替えの手続きをするつもりもない。
開き直りも
実はそのアパートの家賃は7万円。単身者の家賃の上限は規定では5万3700円だから、生活費の中から差額の1万6300円を負担している。だから、家賃は自分で振り込むか届けに来るしかない。だから私に「そりゃあ私だって届けに行きたいよ。だけど行けないんだからしょうがないじゃないの」と開き直っていて、本当は今の家賃は相場と比べると高くなっているが、家主に「家賃を下げましょう」とは意地でも言わない。更新料も毎回の差額が1万6300円発生していて、それを支払ってもらえないうちに次の更新を迎えることもある。毎月2000円ずつの分割でもいいから、と言っても「無理」と言うし、「国からの生活支援金10万円が入ったら支払ってほしい」と言っても、「そんなの右から左に消えていくから払えない」と拒否。















