ケイアイスター不動産は1月15日、山形県で注文住宅を手掛ける新山形ホームテック(山形県新庄市、矢口雅彦社長)のグループ参画を決定、同社の株式の過半数を取得する譲渡契約を締結した。
新山形ホームテックは2008年に創業以来、主力の新築注文住宅事業のほか、戸建て分譲事業や、リノベーション事業などを展開。22年度の新築・分譲・リノベーションを合わせた完工棟数は110棟(そのうち新築は71棟)。また、23年度上半期の着工棟数ランキングは、山形県内のビルダーでは3位だった。
同社との資本提携によって、同社の注文住宅事業の仕組みやノウハウ等の経営資源の融合などといったシナジーを見込む。注文住宅事業への本格的な事業展開に布石を打つと共に、注文住宅事業者のグループ入りに向けた体制の整備も進める方針。
ケイアイスター不動産は20年3月の宮城県出店を皮切りに、同年7月に福島県へ初出店するなど、東北エリアでの戸建分譲事業の拡大を積極的に推進。今回の新山形ホームテックとの資本提携により、グループの出店エリアは、1都2府21県(山形、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、岐阜、静岡、愛知、京都、滋賀、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡、佐賀、熊本、大分、鹿児島)となった。