住宅の寿命「理想は50年以上」が7割超え
旭化成工業は昨年、住宅事業の新事業戦略の一環としてロングライフ住宅研究所を設立したが、同研究所は3月10日「建築20年を超える住宅居住者調査」のアンケート結果をまとめ発表した。調査は首都圏の主に宅地分譲団地で、建て替え期を迎えつつある戸建て住宅に20年以上居住している375世帯を対象に昨年11月に実施した。
それによると、現在の住まいに対して「満足」とする世帯は6割強、「不満」の世帯は4割弱で、満足派は住まいを維持管理しながら長く住み続けたいという志向が強かった。満足して長く住み続けるために9割以上の世帯で主に外壁吹き替え・塗り替えなどのメンテンスを、8割以上の世帯で内装・設備関係などのリフォームを実施していた。それぞれに要した費用の平均を合計すると約860万円ほどになり、意外と維持管理に費用をかけていることが分かった。ただ、どちらもの場合も困ったときや必要に迫られてという消極的な姿勢も多かった。
また、住宅の寿命についての質問に対し「30年」と答えた世帯が4割以上で最も多く、「50年以上が理想」とする回答では7割以上にのぼった。住宅は一生に1度の買物と考えている世帯が多いことが伺えるが、「長期の居住に耐える住まい」に対しては「結局割安」「今後の主流」という好意的な見方が多かった反面、「価値が実感しにくい」という声も多く、居住者が実感できる価値の明確化が今後の課題だと同研究所では分析している。













