ZEH-M、室温改善で健康・快適性に効果 大京など産学連携で実証 血圧低下や睡眠の質向上と関連
住宅新報 2026年9月1日 号 9面

大京、穴吹工務店、イズミコンサルティングは、近畿大学建築学部、大阪大学大学院医学系研究科と共同で実施した「ZEH-M(ゼッチ・マンション)の室内環境が居住者の健康や快適性に与える影響に関する研究」の結果をまとめた。ZEH-Mへの転居による室温改善が、一部の居住者の血圧低下や睡眠の質向上、身体症状の改善などと関連することを確認した。
調査は、大京と穴吹工務店が分譲したZEH-M仕様の新築マンション契約者185人(約130世帯)が対象。非ZEH-M住宅に住んでいた入居前の2024年2月と、ZEH-Mへの入居後となる25年2月に、それぞれ冬季3週間にわたり室温や血圧、脈拍を測定したほか、快適性や健康状態に関するアンケートを実施した。
解析では、リビングや寝室の室温に対する主観評価が有意に改善。睡眠障害の疑いがある人の割合も転居前の40%から26%へ14ポイント低下し、寝室の寒さ改善との関連もみられた。目のかゆみやアレルギー性鼻炎などでも症状の改善傾向を確認した。













