ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 125 雨漏り解決で事業者からの信頼も 日本不動産仲裁機構
住宅新報 2020年7月7日 号 8面
連載: ADRの現場から
令和2年も半分が過ぎました。多くの人は口をそろえて言います。「年明けから6月までをコロナ禍に盗まれたようだ」と。自粛、自粛で外出もはばかられるような期間もあり、桜の季節や新緑の季節等、四季の移ろいを味わう余裕はとてもありませんでしたが、現在は梅雨真っ只中といったところです。梅雨といえば雨、雨に関するトラブルといえば、雨漏りに関するトラブルがあります。
消費者や施工業者から、雨漏りに関する相談を寄せられる東京都の工務店兼不動産会社であるA社。A社に寄せられる消費者からの相談としては、「建築業者に依頼しても一向に雨漏りがおさまらない」「明確な雨漏り原因がわからない」「リフォームを担当した事業者に連絡をしても、雨漏り原因が特定できないとして取り合ってくれない」などがあります。
これらに対し、A社は雨漏り検診のノウハウを持って、雨漏りの検査の実施や明確な雨漏り原因の特定、また正確な検査報告書の作成を行っています。つまり、雨漏り事案の解決に向けた客観的データの提供を行っているのです。提出する報告書には検査結果や漏水原因、是正提案と総合所見という項目があり、そのすべてが消費者と施工業者など、トラブルの当事者が解決に向けた取り組みを前進させることに役立つものです。















