「鑿(のみ)と言えば槌(つち)」 松岡英雄 新住まいのことわざ(17)
住宅新報 2010年5月25日 号 14面
よく気がきくことのたとえである。鑿(のみ)を使うには槌(つち)が必要であることを察してことを行う意からいう。
安藤太郎さんが亡くなられた。百歳だった。数年前、安藤さんに向かってある人が「百歳まで生きてください」と言ったら、「君、そういうときは百十歳までと言うもんだよ」と破顔一笑されたという話を聞いたことがある。
私自身は、安藤さんが日本高層住宅協会の理事長、高層住宅管理業協会の会長をされていたこともあって、協会活動の節目節目にお目にかかっていたが、いつもスマートな紳士という印象が強かった。ご高齢になられてからも、お供を連れずに動いておられた姿が記憶に鮮やかである。










