分譲マンションの建替えで報告書を発表 トラスト60
信託に関わる調査・研究を主目的とする(財)トラスト60(事務局・東京都中央区)はこのほど、研究報告「分譲マンション建替え手法に関する研究―都市再生における信託機能の活用に向けて―」をまとめた。
学識経験者や実務家ら9人で構成された「分譲マンション建替えに関する研究会」(座長・高見澤邦郎・東京都立大教授)が、2001年12月から2002年10月まで、計6回の研究会を開催し、分析を進めてきた。
研究報告の柱となるのは、(1)マンション建替えにおける信託手法の活用方策、(2)スキームの活用促進に向けての環境づくりの方向――の2点。
具体的には、建替え事業者の倒産から財産を保全する信託手法の機能などをマンション建替え円滑化法と併用することにより、これまで以上に事業の安定性・円滑性を確保した建替え計画が構築できることや、法人化が可能となる建替え組合を信託受託者とすることによって、法定建替え、任意建替えといった、さまざまなニーズに対応できる建替え事業方式が可能になるとしている。
また、スキーム活用促進に向けての環境づくりについては、事業推進のための公的な資金調達の支援措置の充実や、専門家派遣の仕組みづくり、民間事業者の参画を促す環境づくりなどが求められるとしている。











