「マンションのランドスケープを考える」長谷工総研レポート
長谷工総合研究所(東京都港区)はこのほど、「マンションのランドスケープを考える-あらためて注目する役割と課題-」と題するレポートをまとめた。その概略は以下の通り。
マンションの屋外空間は、都市の居住空間における重要な演出要素となり、市場でも商品価値の訴求に大きく寄与してきている。かつては隙間として緑化だけで済ませてきた部分を積極的にデザインし、「ランドスケープ」と呼んで売り物にするようになった。
購入者の意識として永住志向が強くなってきていることから、共用部分や管理面などと同様に、ランドスケープの価値も高くなった。大規模マンションのスケールメリットを生かしたものや、小規模でも個性的な空間を提供するもの、ビオトープで参加型の運営を誘導するものなど、様々な取り組みがある。
マンションにおけるランドスケープの今後の課題としては、(1)限られた敷地に、動線・設備・目隠しなどの基本機能を始め、景観・コミュニティ形成・アイデンティティー付与などの多様な機能をバランス良く実現する総合的な調整がなされていること、(2)眺める庭だけでなく日常生活の場でもあるので、あらゆる世代が安全に使え、適正な費用で維持管理ができることの2点が挙げられる。











