スターツが免震賃貸マンション開発、まず江戸川で2棟
スターツ(本社・東京、関戸博高社長)は7、8月に東京都江戸川区で2棟の免震構造の賃貸マンションを着工する。同構造の賃貸マンションは珍しく、特に軟弱地盤地域の同区では初めての建築物となる。
同区で建築するのは葛西のRC13階建て(完工03年9月)と松島のRC11階建て(同11月)。今後、シリーズ商品化する予定。
同社はこれまで江戸川区で免震構造マンションがなかった理由として(1)同区の大部分が軟弱基盤のため、液状化に対する基礎や杭の対策が技術的に難しかった(2)賃貸マンションを事業提案する上で、基礎や杭のコストがかかりすぎる(3)軟弱地盤地域では地震波が長周期化するため、効果的な免震性能設計が技術的に困難(4)オーナー側に「賃貸マンションを免震構造にするのは過剰性能ではないか」という意識があるーーなどを挙げる。
そこで、同社は基礎にかかるコストを抑えるために廃土が少なく、液状化対策に効果のある基礎形状と杭を採用。さらに軟弱地盤地域でも効果的な免震性能となるよう3種類の免震装置を組み合わせることにより、コストアップと技術的な課題をクリアした。
同社は賃貸マンション事業の重要なポイントとして、建物の資産価値の向上を追求、オーナーに提案してきた。2年前からはライフサイクルコストに配慮した仕様を標準化するとともに、入居者ニーズを賃貸マンションに反映した企画商品の開発に力を入れている。免震構造の賃貸マンションへの取り組みも、その一環。











