ワンルーム回収率4%/競売、戸建ては18%に 三友研分析
三友システム不動産金融研究所(東京都新宿区、井上明義代表)はこのほど、東京地裁が2001年度上期(2001年4~9月)に開札した競売不動産のうち個人住宅(戸建て住宅とマンション)を抽出、動向を分析した。特にワンルームマンションの抵当権設定額が異常に高いことと、その債権回収率の低さが目立った。
戸建て住宅の開札数は931件(借地権付き173件含む)で前期の2000年度下期に比べ2.5%増加した。抵当権設定総額は2240億円で、前期比6%増。1件当たり平均は2億4800万円で、前期比1100万円増加した。「個人住宅としては高い」(同研究所)。
全物件が裁判所が定める最低売却価額で売れたと仮定した理論的債権回収率は12.9%。落札件数率は60.9%で、前期比5ポイント改善した。落札物件の債権回収率は18.4%で、同1ポイントよくなった。落札価格は最低売却価額の1.33倍だった。
マンションの開札数は1350件(うちワンルーム405件)で、前期比4%増。1件当たりの平均抵当権設定額は2億4000万円で、「常識的な売値よりはるかに高い。特にワンルームは平均抵当権設定額が3億8000万円で、当時の貸し手側に問題があったとみる」(同研究所)。
理論的債権回収率はマンション全体で6.7%、ワンルームに限ると5.0%に過ぎない。落札件数率は68.0%で、前期比4ポイント改善した。落札物件の債権回収率は9.5%で、同1ポイントよくなった。だが、ワンルームは同4.3%で、1ポイント悪化した。落札価格は最低売却価額の1.36倍だった。











