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マンション管理ニュース/「マンションの現状と課題」テーマにセミナー

 マンションを取り巻く現状や課題を産・学・官の専門家がそれぞれの視点から分析する公開セミナーが、このほど千葉県我孫子市の中央学院大学で開かれた。
 「マンション・ライフなにが問題か!」と題したセミナーには千葉県をはじめ、東京、埼玉などからマンション管理組合理事やマンション管理士らが出席。
 冒頭、日本マンション学会の丸山英気会長が、マンション管理形態の問題点について言及。「マンション管理は、専門家をリーダーとする管理者方式と日本型の管理組合方式に分けられる。マンションの建て替えを成功させるためには現行の管理体制の再検討も必要であり、そのなかでマンション管理士の重要性も高まっていくのではないか」と指摘した。
 また、高崎健康福祉大学の松本恭治教授は「いわゆる『古・遠・狭』住宅は中古相場が暴落しており、高齢化・空き家の増加によって活力が低下していくことは避けられない」としたうえで、マンションの老朽化対策として、公共の買い上げによる公営住宅化や、居住者及び住民支援組織による建て替え事業などを挙げた。
 国土交通省の飯島正・マンション管理対策室室長は、6月21日に同省が公表した「マンション管理士活用方策検討会報告書」の内容を中心に議論を展開。「調査では約7割の管理組合がマンション管理士制度を知っているという結果が出ており、資格の知名度が急速に浸透したことに驚いている。行政としても実務研修などを通じて今後ともマンション管理士制度を育てていきたい」と語った。
 また、同大学社会システム研究所の舘幸嗣所長・教授は、自身の管理組合理事長経験も交えて、「マンション建て替えは、居住者の収入や年齢層が千差万別である大型マンションほど難しい。社会学者などの意見も加味し、自治体との密接な結びつきを取りながら解決を図っていくことが必要」と話した。
 会場からは、マンション建替え法に関する議論が今後どのように展開されていくか、といった質問が出された。

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