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東京都心5区のビル市況は堅調、賃料相場も改善 三鬼商事調べ

 三鬼商事の東京都心5区の最新オフィスビル市況調査によると、5月末時点の平均空室率は3.27%で前月比0.04ポイント上げた。新規供給や統合などの影響で緩やかな上昇を示しているが、外資系企業や成長企業の需要は依然旺盛で、特に大型新規ビルの募集状況は順調に進み、ここにきて内定から決定となるビルが増えている。前年に比べると成約までに多少時間がかかる傾向も出ているが、大型新築ビルの需要は根強い。また、既存ビルでは解約予告が出てきても館内増床で対応するケースが多いため、エリアを問わず品薄感がさらに強まっており、市況は堅調だ。
 地域別には千代田区が2.96%(前月比0.03ポイント上げ)、中央区が3.76%(同0.14ポイント上げ)、港区が3.81%(同0.07ポイント下げ)、新宿区が2.68%(同0.09ポイント上げ)、渋谷区が2.50%(同0.18ポイント上げ)で、格差が縮まり全エリアで品薄感が鮮明になってきた。また、坪当たりの平均賃料は1万9683円と前年同月より0.21%(42円)下げているが、前月比では0.46%(91円)上げており、好条件の大型ビルを中心に相場が改善してきた。ただ、本格的な回復基調を示すまでには至っていない。
 なお、大阪ビジネス地区の平均空室率は9.71%(前月比0.11ポイント下げ)、名古屋ビジネス地区は6.02%(同0.26ポイント下げ)だった。

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