賃貸契約の多様化を提言 ニッセイ基礎研
ニッセイ基礎研究所はこのほど、不動産市場に資本市場からの投資資金を流入させるためには、賃貸契約形態の多様化が必要とするレポートをまとめた。
レポートで紹介しているのは、「ネットリース」と「シンセティックリース」。ネットリースは、固定資産税、保険料、不動産の維持管理コストなどを借主が実費負担する契約形態で、アメリカで普及している。借主は各種コストをガラス張りに知ったうえで負担することができ、貸主にとってはネット賃料を受け取ることによりインカムが管理コストに左右されず投資リスクが最小化できる。シンセティックリースは、企業が所有不動産をSPCなどに売却したうえでリースバックを受けるもの。リースバックを受ける企業は格付けが高い企業ほど賃料の最小化と低コストでの資金調達が可能となり、オフバランスを促す契機になっている。
同研究所では、こうした多様な契約形態が証券化などを通じて資本市場からの資金を呼び込むことにつながり、さらに推し進めるためには賃貸借制度の充実や市場慣行の改革が欠かせないとしている。











