国内最大級の民間開発、六本木6丁目開発が着工
東京都港区六本木6丁目で進められてきた「六本木6丁目地区第一種市街地再開発事業」(以下、六・六開発)が、このほど着工した。六・六開発は、営団日比谷線「六本木」駅の南西に位置し、テレビ朝日の本社などがある地域で、敷地面積は約8万4800平方メートル。この広大なエリアに、事務所、共同住宅、ホテル、店舗、美術館、劇場、テレビスタジオ、学校、寺院、備蓄倉庫を建設する。
六・六開発は「六本木六丁目地区市街地再開発組合」(原保理事長)による意向調整を進めた結果、2月に東京都より認可を受け、4月の着工に至った。計画地は、A・B・Cの3つの街区からなり、A街区は駅前プラザと商業施設を中心とした複合棟、B街区は事務所棟を中心として放送センター、ホテル、劇場、C街区は主に共同住宅を建設する。
B街区に建設される事務所棟は、延床約38万平方メートル、54階建で、六・六開発のランドマークになる。最上部にはニューヨーク近代美術館と提携した「森アートセンター」を設置し、開発コンセプトである「文化都市」のシンボルとする。ホテルにはハイアットが約400室を運営する方向で交渉中で、住宅は840戸を供給し、従前の人口の約2倍以上にのぼる2,000人の居住を見込む。
総事業費は2,700億円とされているが、開発にあたって必要となった土地の取得費なども含めると、約5,100億円の投資規模で、面積とともに国内最大級の民間再開発事業となる。竣工は2003年春の予定で、都心部の大型オフィスの供給ラッシュと重なるものの、事業参加組合員の森ビルでは、「現時点でも外資を含めた有力テナントからの引き合いが活発で、それまでに決まれば影響はない」(森社長)としている











