「住まいの手入れ」で満足度に大きな差
建築後20数年経過していても、適切なリフォームやメンテナンスを実施していた場合には、住宅に対する満足度は比較的高く、リフォーム等の実施率の違いが住宅寿命に大きな影響を及ぼすことが、旭化成ロングライフ住宅研究所が行った「住まいの維持管理に関する比較調査」で明らかになった。調査は建替え後、築5年以内の首都圏の戸建て住宅居住者718世帯を対象に行ったもの。
それによると、平均25.4年で建替えを行った人はリフォーム等の実施率が40%台と低く、住まいの満足度も32.4%と20年以上の長期居住者と比較して30ポイント以上低かった。実施されたメンテナンスは外装などの目につきやすい箇所が多く、基礎や配管などの目にみえにくい部分は少ないなど、実施内容にはかたよりが見られた。また工事の大半は地元の業者に依頼しており、建築当初の業者に依頼しているケースは10%台にとどまるなど、建物完成後は住宅供給者と居住者との関係が希薄になっていることがうかがえる。
同研究所では、住宅供給者が「この住宅は何年もつのか」「長くもたせるためには、いつ、いくらかければいいのか」など、長期にわたる維持管理計画を作り、住宅購入者に対しそれらを開示していくことが必要だ、と提言している。











