商品差別化で相次ぐ、分譲マンションの顧客参加型会員組織
分譲マンションの商品差別化戦略の一環としてユーザー参加型の会員組織が相次ぎ発足、その動向が注目されているが、工業市場研究所はこのほど、この新潮流を先導する大手4社の特徴を分析した。
それによると、三井不動産の「MOC」は見込み客会員をバックにしたものだが、年代や地域、コミュニケーションツールの違いにより5種類のモニター組織を展開、アンケートやモニター会議、見学会などでの顧客の囲い込みに加え、よりオーダーメード色を強めている。プロジェクト例は高額物件の差別化をした「パークコート学芸大学」など。
三菱地所の「できるクラブ」は、会報誌上でのコミュニケーションが中心。まだ模様眺め的な意図が強く、オーダーメード志向は低い。プロジェクト例は広域集客で寄与した「練馬北町パークハウス」など。
住友不動産の「SLB」は東急田園都市沿線エリアと物件限定のクローズなモニター組織。「パークスクエア長津田フェスタ・コリーナ」で一定の評価を得た。
野村不動産の「ステイツフォーラム」は、既存会員とは別枠でオーダーメード志向に対応している。コーポラティブハウスと一般分譲の中間に位置する、ユーザー参加型の最右翼。土地購入段階から会員が参加した「クリエイトフォーラム町田・中町プロジェクト」やフリープラン住戸を進化させた「Project""F""」などの実例がある。











