東京主要5区のビル空室率5.66%で横ばい、賃料は弱含み
三鬼商事はこのほど、6月末時点のオフィスビル市況を発表したが、千代田・中央・港・新宿・渋谷の主要5区平均空室率は5.67%で、前年同月比で1.66ポイント上げたが前月比では0.03%ポイント増に止まり、昨年9月以降の上昇傾向が落ち着き、この3ヶ月はほぼ横ばいの推移となっている。なかでも空室率の高かった千代田区は7%台から6%台に、港区は6%台から5%台に改善されたのが目立つ。
全般的にいえるのは、テナント企業の小規模なリストラの動きはまだ続いているが、成約や入居で空室が減少したエリアもあり、空在庫の増加が弱まっていること。年内に竣工する大型ビルをはじめ来春竣工予定の大型ビルの引き合いは依然として旺盛で、内定状況は順調だ。来年1月に千代田区で完成する「山王パークタワー」(延べ床面積約66,000坪)は最大規模の供給となるが、すでに約9割の成約や内定を決めているという。昨年は消極的だった移転計画も、ここにきて積極的な動きに変化したようだ。ただ、中型ビルは同9.05%、小型ビルは同8.33%と需要が細っているため、競争は激化しそうだ。
なお、平均賃料は坪当たり20,270円で前月比でも5.22%下げており、募集賃料の見直しで弱含みが鮮明になっている。











