東京カンテイ(東京都品川区)がまとめた3大都市圏における3月の分譲マンション賃料(1平方メートル換算)によると、首都圏(2524円、前月比0.2%下落)は2011年末に底打ちの兆しを見せていたが、再び横ばい~弱含みの基調で推移し始めている。都県別では、東京都(2933円、同0.3%下落)と神奈川県(2029円、同0.3%下落)が下落し、千葉県(1546円、同0.1%上昇)はほぼ横ばい。埼玉県(1623円、同1.1%上昇)のみ上昇したが、これは平均築年数がやや新しくなった影響が大きく、ほぼ同じ築年数(約20年)だった2011年12月(1638円)を下回っている。
近畿圏(1701円、同1.0%下落)は前年比の下落幅も拡大しており、2010年下半期以来続いていた安定推移に陰りが見え始めた。大阪府(1774円、同0.2%下落)が小幅な下落にとどまった一方で、兵庫県(1633円、同1.3%下落)の弱含み傾向が顕著に。前年比も3%下落している。
中部圏(1494円、同0.2%下落)は愛知県(1516円、同0.2%下落)と共に、底値圏の賃料水準を維持している。
(http://www.kantei.ne.jp/news/cate01.php)
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