賃貸・管理 営業・データ

前月に引き続き増加 首都圏8月の賃貸成約 アパートが好調

 アットホームの調査によると、8月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万4995件で、前年同月比5.1%増となり、2カ月連続でプラスとなった。前月、17カ月ぶりに増加に転じた成約数は8月もプラスを維持した。エリア別に見ると、東京23区は6795件で同3.6%増。東京都下(1421件、同32.6%増)は大幅増となった。神奈川県(3687件、同0.9%増)ではアパートの二桁増がマンションの減少をカバーし、同5カ月ぶりに増加。一方、埼玉県(1557件、同0.1%減)はアパートの減少が続いており、マンションが増加したものの、同5カ月連続の減少となった。千葉県は1535件で同7.3%増となった。新築、中古別成約数の前年比を見ると、マンションは新築が6カ月ぶりに増加し、中古も2カ月連続で増加。アパートは、新築、中古とも3カ月連続増加となった。
 成約物件の戸当りの賃料指数は前月比で、マンションは新築が102.6となり、3カ月ぶりに低下。中古も4カ月ぶりに低下。アパートは新築、中古ともに3カ月ぶりの低下とすべて低下となった。