アットホームの調査によると、4月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万8355件で、前年比5.7%減となり、4カ月連続でマイナスとなった。成約の約半数を占める東京23区が再び減少に生じるなど千葉県を除く4エリアでマイナスとなり、減少幅は前月比4.6ポイント拡大した。
エリア別に見ると、東京23区は8166件で前年比3.0%減。東京都下は1497件で同18.7%減。神奈川県は4921件で同4.0%減と同7カ月連続で減少。埼玉県は1710件で同16.9%減と前月に続いて二桁減となり、同13カ月連続の減少となった。一方、千葉県は2061件で同2.0%増だった。
新築物件の成約数は、マンションが前年比で再び減少。アパートは同11カ月ぶりに減少したが、シングル向けは、マンションが同2カ月連続増、アパートは同6カ月連続増と堅調に推移している。
成約物件の戸当りの賃料指数は、マンションは新築が103.2で前月比3カ月連続の上昇。中古は88.5で同再び下落。アパートは新築(99.5)が再び上昇。中古(98.2)は同2カ月連続の上昇となった。