アットホームの調査によると、8月の首都圏における新築戸建て住宅の平均成約価格は3466万円(前月比1.4%下落)で、上昇した前月から再び下落した。前年比は2.9%上昇し、2カ月連続の上昇。
エリア別に見ると、東京23区の平均価格は5087万円(前月比5.0%上昇)。東京都下は3690万円(同1.3%上昇)、神奈川県は3620万円(同2.9%下落)、埼玉県は3049万円(同2.5%下落)、千葉県は2793万円で同0.5%下落。東京23区と都下のみが上昇となった。成約の3割強を占める神奈川県、同3割弱を占める埼玉県が共に下落したことで首都圏平均も下落となった。一方東京23区では、価格水準の高いエリアの成約価格が大幅に上昇したことなどにより、同2カ月連続で上昇し、平均価格は3カ月ぶりに5000万円を超えた。
09年1月を100とした価格指数を見ると、首都圏の価格指数は前月比1.3ポイント下落の97.9。東京23区が最も高い値となっており、110.0(同5.2ポイント上昇)だった。