「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第106回 「敷地に価値なしエリアに価値あり」とは
住宅新報 2026年8月18日 号 14面

昨年から行っている筆者が主催する再生不動産見学会。昨年は福岡の再生されたビルや長崎の空き家を民泊施設にした事例を見学した。今年は福島県郡山市に行ってきた。
なぜ郡山か。ここに江戸時代から農業を営む家系の生まれで大家業になってから3代目となる古川広毅さんという素敵な大家がいるからである。
古川さんは郡山駅から少し南の小原田(こはらだ)という地域で約200室をほぼ自主管理で経営している。ただたくさんのマンションを持っているからという理由で見学に行ったわけではない。古川さんが複数の物件を不動産再生で著名なブルースタジオに依頼して新築やリノベーションしていることや、ただの大家ではなく地域の価値を上げることを考え実践していることに興味を持ったからである。
























