知って得する建物の豆知識 (66) 風の道・風の気持ち 夏を乗り切るために
住宅新報 2011年7月19日 号 4面
今夏の電力不足は、吉田兼好が徒然草の中で述べている「家のつくりようは夏をもって旨とすべし」を、我々に再認識させるものとなりそうです。
開口部が小さい高気密高断熱住宅などは基本的に、窓を開放して通風を得るという設計思想ではありませんから、比較的少ないエネルギーとはいえ、冷房を運転せざるを得ません。昔ながらの開放的で軒の深い農家などは、通り抜ける風の恩恵を存分に受けることができます。南北の通風確保
夏の電力不足がこれからも数年以上続くことを考えると、住まい全体の断熱性能を上げると共に、通風性能も考慮する必要がありそうです。入り口だけあっても、出口がなければ効率的な通風は望めません。両方がセットになって初めて通風が得られるのです。











