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スタンダード会員限定アナザーアングル 住宅業界ニュースの行間を読む(47) やっぱり現場は面白い 訪問の旅、新たな発見

住宅新報 2009年3月3日 号 3面

 やっぱり現場取材は面白い--。先日、積水化学工業の新築戸建て物件(宇都宮市)と工場(埼玉県蓮田市)を巡る見学会に参加して、改めてその思いを強くした。順序は逆になるが、まず工場について。蓮田工場は鉄骨住宅のユニットを生産する拠点で、筆者はこれまでに通算5-6回訪問している。だから、目新しい発見こそ少なかったものの、生産ラインが活発に稼働していている様子を見ることで、「景気が悪化している中でも、ちゃんと住宅の需要はあるのだ」と再確認できた。また、そこで多くの従業員の皆さんが真剣に働いておられる姿を目にし、改めて住宅の品質や性能にかかわる重要性を認識できた。

 一般的に住宅の工場と呼ばれる施設は、工法を問わず(例えば木造軸組のプレカット工場を含めて)作業に伴う危険や騒音と切り離せないものである。しかしながら蓮田工場では、見学ルートは生産ラインの側にあるもののしっかりと分けられ、見学者は醍醐味である生産の様子を詳しく見ながら危険や騒音をあまり気にしないですむ。同工場の工場見学ルートづくりに関しては以前に取材して知っていたが、工場見学をしながら同社の住宅の品質や性能、住まいづくりに対するこだわりを説明するツールが従来にも増して充実していた点が、新たな発見となった。

 こうしたことは、顧客サービス、顧客満足度の向上への細やかな努力と受け取られる。顧客にとっては住まいづくりが具体的にどのように行われているか具体的に知る機会は少ないものだろう。それが気持ちの良い環境の下で理解できるのであればなおさら評価が高くなる。そういえば、以前は事前の説明施設に喫煙所があったが、今回はそれが撤去されていた。筆者のような愛煙家にはつらいことだが、これは社会の要請に住宅工場といえどもしっかりと対応しているというメッセージともいえる。

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