ブルースタジオ 「大森ロッヂ」プロジェクト 甦る昭和30年代 木賃長屋群を再生
住宅新報 2009年3月3日 号 11面
下町コミュニティの復活を目指す
リノベーション事業などを手掛けるブルースタジオ(東京都中野区)が街の一区画全体を再生する「大森ロッヂ」プロジェクト(東京都大田区)を進めている。敷地面積約815平米の土地に、オーナーの戸建て住宅と木造賃貸住宅の計8棟が建ち並んでおり、うち賃貸住宅7棟、総戸数18戸をリノベーションし、併せて敷地内の広場や路地の整備も進めていく計画。同社による木賃アパートの再生は4件目だが、街区全体の再生を手掛けるのは初めて。設計を手掛ける同社の天野美紀氏は「建物だけでなく、これまでにない路地スペースを含めた再生で、特にソフト部分の価値を高め、コミュニティの在り方を提案したい」と話す。
大森ロッヂは、京浜急行大森町駅徒歩2分の住宅街にあり、長屋と2階建ての戸建て賃貸など7棟からなる。建物は、推定で築40年。かつて、大森海岸で取れた海苔の食品加工に携わる人などの住宅需要に応えていたという。建物の濡縁から庭、路地へとつながり、昭和30年代の下町のたたずまいと風情が今も残る。使用可能な井戸と水を汲み上げるポンプもあった。











