大言小語 先を見越した経営
住宅新報 2009年3月10日 号 1面
三寒四温。3月に入り、春に向けて穏やかな気候になりつつあるが、寒風が吹いたり、雪が降ったりと、体にこたえる日も少なくない。3日続けて寒い日が続いた後、穏やかな天気になると、このまま春になって欲しいと思わずにはいられない。三寒四温は、中国大陸や朝鮮半島の気候循環の言葉で、日本では一冬に一度あるかないからしい。
▼循環するのは景気や株価も同じだ。上がり続けることもないが、下がり続けることもない。波のように押し寄せては引いていく。世界的に株価が下がり、景気後退局面に入った。企業は人員を削減し、投資を抑える。こうして収益力が高まってくれば、いずれ景気がよくなってくるはずだ。
▼だが、不動産については、この循環があるということをすっかり忘れてしまっていたのではないか。平成初頭のバブル崩壊で土地神話が崩れ、不動産という商品も株式と同じような価格の変動がある商品として認識された。ところが、今回の不動産不況に突入するまで、再びバブルの幻想のなかで、無防備に仕事をしていなかったか。











