紙上ブログ悪徳不動産屋の独り言 153回 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 ホームレス男性の部屋探し 真面目だからこその境遇か
住宅新報 2012年5月29日 号 5面
懇意にしてもらっている市議会議員さんから電話があった。「また相談に乗ってもらいたいんだけど…」とのこと。議員は献身的にホームレスや障害者や生活保護の方の面倒をみていて、朝早くからアパートを見回ったり、小さな修繕を自らしていて、連帯保証人も何十人も引き受けている。おそらくは私費も投じていることだろう。
苦労が分かる
電話から1時間ほどして市議に伴われてやってきたのは、私より1歳年上の男性。穏やかな人柄であったが、聞けば4歳から14歳まで施設に預けられ、社会に出てからも給料の半分以上は親に仕送りをしていたとのこと。弟が1人いるが血の繋がりはない。互いに父親と母親の連れ子で、父親はヤクザだったし、家庭内暴力は絶えなかったとか。





















