地方発リノベ模様(1)【静岡県】 〝既製品〟敬遠層取り込み 仲介と連携で物件カバー
住宅新報 2012年7月24日 号 4面
連載: 地方発リノベ模様
内装の大規模な改装を意味するリノベーション(以下リノベ)。中古住宅を敬遠する理由としてよく挙げられる、見た目の汚さや古さを解消する手法として注目され、都市部を中心に認知度が高まっている。一方、物件価格が相対的に低い地方は、リノベにより満足度の高い内装の中古をより安価に取得できる環境。自治体を悩ませる『空き家問題』解消の一助とみることも可能だ。地方でリノベに携わる事業者の取り組みを通じ、その普及状況を探る。 (鹿島香子)
「成熟する〝半歩前〟」。リホープスタイル(静岡県浜松市)の高木領代表取締役社長は、静岡におけるリノベ需要の近況について、こう語る。
06年の設立以来、工務店として新築住宅の設計・施工を請け負ってきた。しかし、「顧客の希望を出来るだけ取り入れると、土地も合わせて取得する場合は総額が5000万円を超えてしまう」(高木氏)」のが現状。年収増が見込みにくい昨今、特に一次取得世代にとっては厳しい水準だ。ローコストの建売住宅や業者によるリフォーム済み物件など、住宅を割安に取得する選択肢はほかにもあるが、「20~30代前半の人たちは既成の間取りを敬遠する」(同)傾向が強いという。





















