マンション業界、巻き返しへ 新規開発案件続々と 新年度「ユーザー目線」重要に
住宅新報 2009年4月7日 号 1面
年度末に向け、販売中物件の処理に追われていたマンション業界だったが、新年度に入り新規供給も目立つようになってきた。非常に厳しい結果となった08年の教訓を受け、「ユーザー目線」に合わせた価格設定がトレンドになりそうだ。「明るい空気になってきた」という専門家の意見も出るなか、価格だけでなく品質についても、これまで以上に高いレベルが求められそうだ。
09年に入ってから、販売の現場からは「客足が戻ってきた」という明るい声が目立つようになった。マンションコンサルティングのトータルブレイン・久光龍彦社長も、「モデルルーム来訪者は昨年の1.5倍になっており、エンドユーザーの購買意欲という点では市場は活発になっている」との調査結果を報じた。
ただ、「果たしてそれが契約に結び付くのか」といった心配が業界にはあったが、大京、コスモスイニシアによると、この1-3月のマンション契約戸数は前年の同じ時期を上回る結果になった。「価格調整」の効果が多分にあったものの、「住宅需要は当然のことながら存在する」ということを、業界が再認識できた最終四半期だったようだ。










