鑑定協会レター 全国平均で3年ぶり下落 平成21年地価公示に現れたもの 10年で2度目の危機
住宅新報 2009年4月7日 号 9面
「100年に1度の危機」というフレーズは、流行語大賞でも取りそうな勢いで世間を賑わしているが、このフレーズは、FRB前議長のグリーンスパーン氏が昨年10月の米下院の公聴会で発言した「100年に1度の信用の津波に見舞われている」と発言したことからきていることはご存じの方も多いと思われる。
一方、先日某所で拝聴した佐藤隆文金融庁長官の講演会の中であった「我が国においては10年で2度目の危機である」との話は、不良債権処理からやっと抜けだし、証券化の仕組みを構築して不動産市場が回復してきたはずの我が国の実態を如実に表している。
昨年のこの時期も寄稿させて頂いたが、当時も、確かにJREITの破たんやサブプライムローン問題による資金調達環境の悪化など潮目は変わったとの認識はあったものの、07(平成19)年後半の虎ノ門パストラルや日本テレビゴルフガーデン跡地などの高額取引があったことも紹介しており、1年の間にここまで激変するとは誰もが予想しておらず、改めて驚きを再認識しているところである。










