相続税にかかる遺言執行者(遺産分割協議書のアドバイザー)の体験談(11) 不動産鑑定士・税理士横須賀博 その10 兄弟は他人のはじまり<その2> 兄は国立大、弟は私大の場合
住宅新報 2012年10月2日 号 5面
連載: 相続・遺言執行者の体験談
私が相続税の処理に当たり、もめた兄弟間の紛争で、特に印象に残ったものの中に次のような事案があった。
兄は国立大学を卒業後、国家公務員となり、弟は私立大学を卒業後、親が経営する会社の専務となっていた事例である。
相続の際、兄の言い分は、「私は国立大学で授業料も安かったが、弟は私大なので授業料が高かった。私の結婚式は教会で行ったので費用は安かったが、弟はホテルで行い、会社のお得意様を招待したので私の費用の数倍を要している。それらを相続財産の配分で考慮すべきである」と。




















