先月末、オランダのアムステルダムに、『巨大な浴槽』と呼ばれる建物が登場しました。約10年がかりの改修工事を終えた、アムステルダム市立美術館の新館です。
オランダの建築界はワイルドなデザインが特徴的ですが、この『巨大な浴槽』もその流れを汲んでいます。全長およそ100メートルの「浴槽」の表面は、3000m2の継ぎ目のない一体的なパネルで構成されており、「つやつや、華やか、真っ白」とも表現されています。
この巨大浴槽は帝人グループの現地法人テイジンアラミド(Teijinx Aramid)が提供したカーボン・コンポジット素材(以下コンポジット)で、パラ系アラミド繊維と炭素繊維が混入された樹脂でできています。現時点で、コンポジットを使用した建築物では世界最大です。これだけ巨大な単一構造物には膨大な熱変形が発生し、割れや破断が起きますが、その変形に耐えるのがコンポジットです。





















