ひと 「分析から解決策へ」 住宅履歴情報整備検討委員会の委員長を務める東京大学教授 野城智也(やしろ・ともなり)さん
住宅新報 2009年4月14日 号 2面
東京大学生産技術研究所の1室で「持続可能な」を意味する『サステナビリティ』を掲げる。既存団地の再生や既存建築の再生活用のためのインフィル動産化、建築ライフサイクルの適切な管理を図る研究を続けている。
「研究者としての出発点は青春のような炎天下の2週間だった」
30代も半ばに差し掛かっていた92年、昼夜、住宅が解体されていく様子を観察していた。住宅解体現場の実態調査だ。学生と共に日に照らされながら、ビデオを回し、写真を撮り続けた。職人の声を聞き出そうと、昼食に生ビールを交えたことも覚えている。机上でなく、五感を使って研究が出来るようになったきっかけだ。










