大言小語 コンサルに必要なコミュニケーション能力
住宅新報 2009年5月26日 号 1面
相続コンサル、資産活用コンサル、経営コンサル、事業再生コンサルなど今の世の中、コンサルティングビジネスが大流行りである。その背景には社会のコミュニケーション能力の低下があるように思う。つまり相続問題は家庭、経営コンサルは企業内、事業再生は対金融機関との交渉などが重要になる。コンサルタントには当事者同士の意思疎通、相互理解、組織内の活性化を阻んでいる要因を即座に見抜く能力が要求される。
▼人間社会は相互依存関係にあることを人は頭では理解していても、実践しているとは限らない。理解し合わなければならないと思うことと、理解する能力とは別だからである。コミュニケーション能力低下の大きな要因を戦後の<核家族>に求めることができる。核家族は連綿と続く家系を断ち切り、子供は突然ある家庭に生まれおちる。歴史に裏付けられた己の絶対的な存在価値が感じとれないから人格の成長が遅れる。人格の確立なくして、人を深く理解することはできない。











