「異色の経営者 高城申一郎氏」(1面からつづく)
住宅新報 2009年5月5日 号 2面
戦後のエネルギー政策の転換で、図らずも不動産業界に転じた、業界では異色の石炭産業出身の経営トップだった。
「黒いダイヤ」と呼ばれた石炭が斜陽産業となった68年、炭坑閉山と共に石炭会社を去った高城氏は、同じグループの住友不動産に入社。当時、不動産業界はまだ創生期で、列島改造ブームで拡大した後、オイルショックの大波に洗われた。窮地打開のため、住友不動産にはメーンバンク・住友銀行から安藤太郎副頭取が社長として送り込まれた。強烈なリーダーシップで陣頭指揮を執った安藤社長体制のもと、業容拡大軌道を突き進むが、これを支えたのが高城氏だった。
安藤氏の後を受け、社長に就任すると、ビル、マンションなど主要分野で業容を拡大、大手総合不動産業の地歩を固めて、経営者としての存在感を示した。










