流通各社仲介実績 軒並み大幅減収に 08年度 金融危機、市況が直撃 法人系、落ち込み目立つ
住宅新報 2009年6月9日 号 9面
主要不動産流通各社の08年度(09年3月期)売買仲介実績がまとまった。住宅新報社のアンケート調査によるもの。不動産市況は2年前の米国金融危機の浮上から減速傾向をたどっていたが、昨秋のリーマンショックを引き金に一挙に冷え込み、経済危機と不動産市況の悪化の直撃を受けた。とくに、外資撤退や金融機関の融資姿勢の変化で、投資・法人需要が落ち込んだのが響き、軒並み減収となった。一方、個人向け住宅は価格の引き下げなどで値頃感が出てきた下期後半から一部で持ち直したが、全体をカバーするまでの勢いは出なかった。
昨年度の仲介市場の動きは「ホールセール部門は主要取引先である不動産ファンドや不動産業者の取引が停滞して大幅な減収となる一方、個人を対象にしたリテール部門では、取引件数は比較的健闘したが、不動産価格値下がりに伴う平均取引単価の下落が響いた」の声に代表される。
業況は上期より下期の方がより冷え込みがきつくなり、08年度通期の売買仲介実績は一部で取引件数の落ち込みを小幅にとどめた企業もあるが、大方は取引件数、手数料収入とも前年度実績を大きく割り込む内容だった。◆最大手3社の動向











