紙上ブログ 不動産屋の独り言 259 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 「元ホームレス客の総入れ歯が完成」 アフターサービスで食事に招待
住宅新報 2014年7月8日 号 6面
以前こちらの紙面で紹介した、当社で部屋を紹介したホームレスの男性。私の勧めで歯の治療を受けることになり、先日治療が完了してほぼ総入れ歯になった。うちの店に寄って嬉しそうに歯を見せてくれた。2カ月も布団で寝たことがなく、漫画喫茶の椅子で毎晩寝ていたくらいで、住民票もどこにあるか分からずにいて、保険証も支給されていなかったので、歯の治療を受けることなど考えもしなかったとか。腰や脳内出血の後遺症の治療や通院も、すべてその都度自費で支払っていたそうだ。
奥さんに家を放り出された際に、以前の仕事の労災として受け取った500万円が底をつけば生活保護を受けることになるのだが、どのみち早く治療を済ませたほうが快適に暮らせるもの。歯が治った後の食生活は別世界で、「何でも食べられるようになって嬉しい」と喜んでくれた。
不摂生だけではない




















