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スタンダード会員限定「社説」 中古住宅の見直し機運 ストック活用拡大の好機に

住宅新報 2009年7月21日 号 2面

 不況の影響で新築住宅市場がかつてない低水準に落ち込み、簡単には盛り返しが期待できない状況にある。一方で、価格調整が進み、値段が一般需要者にも手の届く水準まで下がった中古住宅の動きが活発化している。住宅市場全体を考えるとき、当面は中古住宅を主軸にという局面が続くだろうが、これを好機として、前向きに中古住宅の見直し、ストックの有効活用を推進する時が来たととらえるべきだろう。■新築住宅市場の現況

 国土交通省の建築着工統計によると、5月の新設住宅着工は6万2805戸(前年比30.8%減)と、年率換算で75万戸台と過去3番目の低い水準になった。とりわけ分譲住宅の減少幅は大きく(前年比48.1%減)、マンションだけだと前年比減少幅は60.3%(実数は6130戸)にも及ぶ。

 一方、新築マンション市場も細り方が激しい。不動産経済研究所の調べによると、今年1-6月に首都圏で新規発売されたマンションは1万5898戸で、15年ぶりの4万戸台の低水準だった前年同期を26%も下回り、年間では3万5000戸程度と予想されている。これはバブル経済崩壊直後の91-92年ごろの水準だ。

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