よく分かる不動産証券化とビジネス活用<第65回> 不動産証券化の現状と将来展望(31) 有識者に聞くIPDジャパン マネージング・ダイレクター・西岡敏郎氏(4)
住宅新報 2009年7月21日 号 3面
(田辺)
前回に続き、上場REIT(不動産投資信託)と私募ファンド(特定少数やプロの投資家によるファンド)の違いについてお伺いします。(西岡)
REITは上場されているため、マーケットの影響を受ける存在であるのも事実です。マーケットが「合理的な」説明が難しい値動きをする時に、その影響を受けることも多々あります。保有資産の評価についても、私募ファンドならば鑑定評価書ベースで資産の再評価をしますので、評価に伴うタイム・ラグの問題はあるとしても、極端なノイズ(雑音)が入りにくいでしょう。評価がしっかりとしたものであれば、リファイナンス(借入金の借り換え)問題への影響も、市場ものとは違ったものになるでしょう。端的に言えば、金融市場の影響に振り回されるのではなく、純粋に実物不動産のリスク・リターンを享受したい場合は、私募ファンドへの投資を選択した方が良いという見方もあります。また、REITは上場維持のための管理コストがかなりかかります。











