紙上ブログ 不動産屋の独り言 345 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 人がよいのにも程がある家主さん続編 常に入居者のことを思いやって
住宅新報 2016年3月29日 号 7面
こちらのブログに何度も登場している家主さんの最新の話。今はリタイアしているが、以前は大企業の取締役をしていてすこぶる優秀なご主人ではあるのだが、すこぶる人がよい家主さんでもある。外装工事をしていた期間、入居者に不便をかけたからと家賃を半月分返金したり、野良猫に餌を与えている入居者が餌代で生活が苦しいだろうからと餌代を負担してあげたりとエピソードに事欠かない。その家主さんのお宅に契約書を届けに伺ったら、ご主人が私の顔を見るなり、笑いながらこう話し始めた。
叱られちゃう
「坂口さんに叱られるようなことをしちゃったよ」と。それで何をされたのか大体の見当がつく。テラスハウスを20年前の新築当時から借りている家族がいて、家族構成は両親と2人の娘ということになっていたが、同じ敷地に住む家主さんもずっと長い間、両親の顔を見ていない。





















