紙上ブログ 不動産屋の独り言 384 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 ガラの悪い兄を連れてきた妹 手すり設置は却下に
住宅新報 2017年1月10日 号 7面
うちの管理物件のアパートに入居している生活保護受給者の女性。入居しているのは2階で、「階段に手すりを付けてほしい」と言ってきた。正直なところ、そのアパートの階段には構造上「手すりは必要ない」と思っているし、建ってから25年も経つが、今まで入居者から「手すりがほしい」と言われたことは一度もない。
孫のため?
しかも、手すりがほしい理由が、「娘が孫を連れてきた時に『手すりがないと怖い』と言っているから」というもの。入居者直接の話でないのだから、正直「ぜひ家主さんに検討して頂きます」とは言えない。というか、言いたくない。その理由の一つが、「私は一生ここに住むつもりだから」とか「他の人も喜ぶハズ」としつこく言うからだ。家主さんには先日も外装のリフォームで300万円近い出費をして頂いているから余計にである。放っておいたら、「これから伺っていいですか」との電話があった。承諾して待っていたら来たのは3人。




















